副題:うつトンネルを抜けた人たち
著者もうつ病当事者で、体験談をまとめた漫画です。夫のうつの参考になるかと読みました。漫画なので気楽に読めて分かりやすかったし、体験談も参考になりました。
「うつ病」といっても、その人によって発病前~うつトンネルを抜けた後の様子は千差万別でしたが、共通点も。
夫を見ていて不安になるのが、「治りたいから何かをやろう」という気持ちが見えないこと。まずは自分のケア!と切り替える努力中です。
[著者のやったこと]
・ありのままの自分を受け入れる
・「~ねばならない」という考えは棄てる
・ネガティブな言葉やめて自分を褒める
・起床時に「自分を褒める言葉を唱える」(アファメーション)
こういうことをやって、2か月くらいで感性が戻ってきたそうです。
客観的事実と主観的感想を1:1で日記に書く
⇒ 後日読み返すと、悩みがさほど大きな問題ではないと実感できる
悩みをなくそうとするとかえって多くなるので、新しいことを始めて悩みを相対的に小さくするとよい
自分の責任だと思っていることを減らしなさい
[当事者の声]
健康的なナルシシズムを取り戻す
脳を休ませて身体の声を聞く
不安はあるがままに捨て置いて、自分のなすべきことをすればいい
なぜうつになるか
自分をきらいになるから
子供のころの苦しい思いを心に閉じ込めたまま
自分の心の声をちゃんと聞いてあげていない
うつになってしまったら
自分を否定するものからは遠ざかり、肯定してくれるものに近づこう
必要とされている・役に立っていると実感できる瞬間を持とう
夫のことは自分の責任ではないとはっきり線を引くこと、行動して悩みを相対的に小さくすること、自分の責任を減らす(本来自分の責任ではなかったものは手放す)こと、こういうことからもう一度やってみようと思います。