シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

雨でも晴れでも「繊細さん」  武田友紀著

HSP専門カウンセラーのエッセイ。

自分がHSPなのかは、いまだに確信はないです。先日の光トポグラフィー検査では情報を拾いやすい敏感なタイプという結果だったので、そうなんだろうな~という方に傾いていますが、HSPは生まれつきらしいけど、自分が子供のころ敏感・繊細だったのか分からないので…。

HSPかどうかに関係なく、今、過敏になりやすく、HSPの特徴によくあてはまるのは事実。

この本も、HSPかどうかは脇に置いて読みました。こういう風なやり方もあるんだな~と参考になったり、ほっとしたり。読みやすいいい1冊でした。

 

空白の時間は、ただ空白として必要

著者も子供が生まれてから忙しくなり、家事などを工夫して効率よく済ませたら、浮いた時間を他の仕事に充てていたそうですが、それを休む自分の時間に変えたら居心地が良くなったそうです。

「仲のいい人3人を思い浮かべてください。その人たちのいいところって、それぞれどんなところですか? 3人のいいところの共通点は? その中で自分にないものは?」

仲がいい人が持っているいいところは、自分も持っている可能性が高いのだそうです。自分にはないと今は感じていても、これから開花する可能性が高いってことらしいです。

 

感性を育てるには、感性が伸びていけるだけの安心感があることが必要

体感覚を大切にする

自己都合で生きてください

自分が元気でいることと、相手への思いやりは両立できる

常にベストな状態にもっていかなければ!と思わず、時には程々で。手の抜き方を学ぼう。

自分でもおかしいと思うくらいいつも疲れている⇒緊張が強く、気を張りつめていたり、ずっと何かを考えて興奮が続いているから、寝ても休めていない⇒副交感神経を働かせる生活をすると、数か月で回復したとのこと 

自分の本音を知る方法

1.言葉を手掛かりに 「~したい」と思っているのか、「~しなきゃ」なのか。

2.体感覚で見分ける 「~したい」とつぶやいてみて、ほっと安心する、楽しみになるなど明るい感じがするのか、義務感があったり、窮屈な感じがするのかなどで見分ける。

3.自分と対話する お腹の辺りに意識を集中して幼い頃の自分をイメージする。その子に聞いてみる。

 「こういうのが良い状態だ」という「あるべき状態」は、本当にないんですよね。・・・生きることは、今を生きているだけで、本当は全部OKなのだと思います。

 

 自分の本音から外れたことは続かないから、様々な思い込みを外して、自分の体感を手掛かりに自分の本音をキャッチして、出来るだけそれに沿って生きていくのがいいんだな~と改めて感じました。今はそれがなかなか難しくて、困っているのですが・・・。

私の場合は、無意識に他人に己を明け渡している(自分の気持ちは全く知覚しないスイッチが自動で入ってしまい、その状態で相手にとって都合のいいように動こうとする)ことが未だにあります。

その辺の修正もしていけたら、もう少し生きるのが楽になるかな・・・。