シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

夫の健康管理はどこまでが私の責任か? その2 トレードオフ

またこのネタ。

ネットで、同じ不満(夫の健康管理は妻の責任なのか?)についての記事や、妻に向けた夫の健康管理法の記事はあっても、さらっと調べた範囲では逆はありませんでした。

ある保険会社のアンケートでは、配偶者の健康を気にするのは女性の方が高割合でした。

今の日本では、ここにもジェンダーの問題が大きく横たわっていることを再発見。(以前から気づいていたし、おかしいとは思ってきましたが)

 

わんこの健康管理は当たり前にやるのに、夫の健康管理はやりたくない理由・・・

不均衡極まりないから。

・私がやるのと同程度の世話を自分が不調の時に夫がしてくれるとは期待できないので、「お互いさま」ではない。

・こちらは世話をする負担や不自由があるのに、夫は好きに過ごしている(こちらのアドバイスに従って生活を変えたり、”相手に従う”不自由は受け入れない)

 

わんこは、自分の好きにする選択肢はなく、私が用意したものを食べて、私が許す範囲で散歩や遊びを楽しむ生活。

つまり、管理される不自由さと引き換えに、何も考えなくてもある程度管理・世話をしてもらえる状態を得ています。

 

夫がもし、私に「そこそこバランスのとれた食事を用意する」「相談に乗る」「頼まれたら手を貸す」以上の健康管理をして欲しいなら、ある程度は私のアドバイス通りに生活する義務があると思う。トレードオフです。

夫は私のアドバイスに従って生活改善をしたのに、健康状態が悪化して、私の手間や心労が増えても、それは、「夫の健康管理が上手くいかなかった責任」としてある程度は受け入れる必要があると思います。

幼い子供の健康管理が親・養育者の責任なのも、幼い子供本人には判断できないのも大きいですが、「結果の責任を取る代わりに、好きにする」選択肢がないから。 

 

「夫の健康管理」をやろうとすると、実情はこう。

夫は私のアドバイスはほとんど聞かずに自分の好きなように生活し、悪い結果が出た時だけ、私が細かくフォローして世話をする羽目になる。

比較的負担が少ないであろうこと:早食いを少しでも改める、同じメニューでも野菜を先に食べる(血糖値を上げ過ぎない”ベジファースト”)、冷たい飲み物を減らす(禁止、とまでは言っていない・・・言いたいけど)こういうことすらしません。

栄養についての知識もない自覚がなく、好きにさせると野菜を食べない(料理はしないし、お惣菜の野菜は割高だから勿体ないとか理由をつける。私が用意すれば食べる・・・野菜は割と好き)

 

実際には、夫はさほど私に細かく世話をしてほしいと思ってはいないようですが、私が自分で自分の面倒を見ているのと同程度に、自分の世話をしようとも思ってはいません。(甘えて、考えるのを放棄してくることもしばしば。例えば、健診で有料オプションを申し込むかの判断は、「私がオプション内容を精査して、夫にこれはどうかと提案し、夫が決める」とか。逆は夫はしません。”気になるなら、全部受ければ?”で終わり。(金がかかるから止めろとか、必要ないとかは言わないから、ましなのですが・・・それで満足しなくちゃいけないように感じる自分の基準もおかしいと思う))

 

細かいことで言えば、夫が風邪をひいたときは私が薬と水を用意してテーブルに運んであげるのに、逆を夫にしてもらったことはありません。

私の体調が悪いと文句も言わずに買い物に行ってくれるのはありがたいですが、「座って食べればいいだけ」の状態まで準備してくれたこともないし、後片付けをしてくれたこともないし、買ってきてくれたものを冷蔵庫などに片づけるのは私・・・これは不満です。

 

 

夫は現状維持希望でしょう。楽だから。

面倒なことは私に丸投げしてフォローしてもらいつつ、自分で判断してやりたいことだけやる。

私は自分の負担が重くてしんどいと感じているのと、自分が病気の時にはやってくれないことをさらに踏み込んでやらなきゃいけないのか?という不公平感があるので、不満のネタを減らしたい。

この場合、私が気を強くして自分基準を前面に押し出す必要がありますね。

 

日頃、夫が私にやってくれるレベル以上のことはしないでおこう。

頼まれたらやるし、相談されたら一緒に考えるし、時々は「調子はどう?」と聞いたりするけど、積極的に動くのは止めよう。

心の奥底で、「何だかな~、違うよな~」と不満に思いながら、惰性で続けていい結果になったことがないです。

見て見ぬふりをするのは、それはそれでストレスですが、それは私の問題なので、修行と思って取り組むしかないです。