正式書名:プロカウンセラーが教える香りで気分を切り替える技術 香りマインドフルネス 監修:東原和成
アロマの楽しみ方も沢山あるのですが、私は入浴剤や石鹸、スプレーは面倒で作っても使わないので、マッサージオイルに混ぜるか、ディフューザーで香らせるくらい。
坐禅では、線香1本が燃える時間を一単位にすると聞いたことがあるし、お線香もいろいろな香りがあるから、”香りマインドフルネス”もアリなのかな、と読みました。
マインドフルネスの紹介・説明と、香りの作用メカニズムなどの説明、現在の心理療法の軽い紹介などにもページが割かれていて、初めてこの方面の情報に触れる人にも分かりやすく書かれていました。
基本は好きな香りを腹式呼吸で深く味わい、その時に自分が感じたことも知覚することのようです。
香りは精油に限らず、コーヒーなどの飲み物、食べ物、自然の香り(植物や雨の匂いなど)でいいのですが、大事なのは自分が心地いいと感じる香りを使うこと。
気分を切り替える合図として香りを使うことも有効。
・・・仕事を始める時に、好きな飲み物の香りを楽しみながら飲む、など
自分の役に立ちそうなところだけまとめると・・・
・香りがお腹に入っていくイメージで腹式呼吸をする。1回でも良い。
・香りを味わって、何を知覚しているか己を探索する(自分と一歩距離を取って観察する感じと受け取りました。トラウマ治療で、自分の感情や体の感覚を知覚するようにする方法がありますが、それの香り版?)⇒それを、絵(その時の気分の色を使った落書きのような感じ。利き手でない方の手で描く)にする方法も。
・気分の切り替えに香りを使える(条件反射を後付けで作る?)
好きな香りをディフューズしながら、坐禅をすると、気が散らずに済むかも、と思いました。