シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

発言権の非対称性 ベースにあるのは男尊女卑か?

森氏の女性差別発言問題で、美容師さんにもやもやして、店を変えることにした件を思い出しました。

以前、このブログで書いた通り、カットの仕上がりが以前から気に入らなかったのと、楽しく気分転換したくて美容院に行くのに、新型コロナ発生後は、私には納得できないコロナの話をあれこれされることにうんざりしたから。

 

それだけじゃなく、嫌な気持ちになった理由に発言権の非対称性があったな、とはっきり言語化されて心に浮かんできました。

 

男性美容師さんは、自分はコロナについてこう思う、この説を支持する、と話しました。私からすると、彼の支持する説や彼の主張はつじつまが合わないことが多く、納得できなかったので、そこを質問したり、自分はそう思わない、と表明。

それに対して、彼は、「コロナについて自分の意見を言うといじめられちゃうから、黙っていなくちゃいけなくなるね~」という趣旨のことを何度も言いました。

これにもすごく腹が立ったんだった・・・。

彼の意見に同意しなかった=いじめ・彼の自由な発言を封じる行為?

それじゃ、私の発言権は? 

私の”自分の意見”が彼と違っていたら、彼をいじめることになるんだ、彼を抑圧することになるんだ…それって、私の意見がどうであれ、黙って自分の話を聞いて同意しろというのと同じに解釈しました。(他の解釈があるなら、教えてほしい)

つまり、彼は、自分の意見は自由に言いたいが、私の自由な意見(反論)は聞きたくない。

私が自分と違う意見のときは、「いじめだ」とか、「発言を封じる圧力だ」と論点をずらして、被害者のふりをして、こちらに黙れと逆に圧力かけてくるわけですね?

 

彼が、男性客に対してどういう態度なのかは知りません。

彼が、他の女性客や、家族などのプライベートな関係の相手にどうかも知りません。

でも、自分は好きに話すけど、私には話をさせない(私が好きに発言するのは彼へのいじめらしい)のは、明らかに発言権が非対称。

客と店員なら、客の方が一方的に話す非対称はある(一定のマナーの範囲内なら、料金内のサービスともいえる)だろうけど、その逆を要求されるとは…。

 

お金払って、聞きたくない話を聞かされ、反論すればいじめていると言われ、肝心のカットの仕上がりがいまいち、って、なんだそりゃ、です。

 

この美容師さんがどうかは分かりませんが、おそらく、男性客に対して、「教えてあげるよ」なスタンスでは話さないと思う…。その場で怒り出す人もいるだろうから。

特に年長男性に不快感を覚えるときって、この「発言権の非対称性」も大きいです。

”わきまえて、黙って従え”ってやつ。

そのくせ、こういう態度の人の話す内容は、薄っぺらで、従う気になれない陳腐なものだったり、それは小学生でも知っている常識ですよ?レベルの情けない道徳の話だったり知識だったりすることも多い…気がする。(この判定には、私のネガティブフィルターかかっていますが)