シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

不安な時代の家計管理  林總著

コロナ禍のサバイバル家計管理術の本。

家庭の資産の洗い出し、一か月の支出、特別支出(年払いの税金や帰省費用などの不定期の支出)、収入を把握。

固定費(家賃、各種会費など)と流動支出(食費や生活雑貨、被服費など)に分け、固定費から見直し、予算を組む⇒予算を守る。 一か月毎に締めて振り返り、必要に応じて予算の組みなおし。

家計管理の流れはこんな感じでした。

 年金生活へのソフトランディングの参考になるかと読みました。

 

お金の管理の仕方は、同じ著者の本を読んだこともあるので、大体知っている通り(実行はできていません)

著者の主張を要約すると、この3点。確かに、お金に限らずこのスタンスでいれば、大抵の人生の荒波は越えられる気がします。

・目を逸らさず「現実」を見る

・現実に即して「自分の頭」で考える

・決して嘘をつかず、誠実な姿勢を貫く

印象に残ったのは、

・3か月で状況が変わるので、まずは3か月乗り切る算段をつける

・大胆な対策に出る基準を決めておく

   (例)貯蓄が〇円以下になったら、

      転職活動を始める、バイトする、家賃の安いところへの引っ越し検討

・在庫を把握し、使い切る。回転をよくする。

・安易な借金はしない(すぐに回らなくなる。まずは公的融資に相談)

 

中長期的目標(3年)も考える。

中学、高校も3年だし、あるミニマリストは大体の生活スタイルが出来上がるのに3年くらいかかったとか。ある画家は、死の恐怖に取りつかれた時期があったが、3年くらいで落ち着いたそうです。

自分も前回退職して、一区切りかな、と感じたのは”3年”でしたし、意味のある期間だと思います。

具体的な期間のイメージはありませんでしたが、今取り組み中の断捨離やお金の整理も、半年~1年以内と思っていたようで、「間に合わない~、できない~」と焦ったり、息苦しかったり。「3年」で考えれば、手芸教室に復帰して、並行して進める計画も立てられて、落ち着いて取り組めるかも、と感じました。

 

65歳時(引退時)の目標も考える。貯蓄〇円、とか。

この視点も欠けていました。

我が家の場合は、夫の定年(私の58歳)ですね。生活をどのように整えておきたいのか、具体的なイメージが必要です。イメージがなければ、実現もなし。

 

年末年始、まずは3か年計画と、夫引退時の目標設定です。