更年期のセルフケアの参考になるかも、と読みました。期待以上にいい本でした。
この本から学んだのは、
医療とセルフケアの二人三脚でないと改善は難しい
ということです。
著者は早発閉経で専門医に診てもらいながら、色々とセルフケアも試して、その効果や経過を綴っています。
私の参考になったのは、基本的な「健康的な暮らし」がとても大事、ということ。
・3食バランスよく食べる。特にたんぱく質(腎臓が悪い人除く)
・質の良い睡眠(朝日を浴びて、日中は体を動かす、など)
・運動:軽い運動でもいいので、姿勢に気を付けて、こまめに毎日続ける
聞き飽きた内容ですが、著者の実行の様子を見ると、あぁ、そうそう、分かっちゃいるけど・・・で難しいんだよね、でも、やっぱりこれが王道なんだね、と思うことが沢山ありました。
姿勢が悪いと、消化器官が子宮や卵巣を圧迫して良くないとかの説明があるので説得力があります。
更年期症状は閉経前後2~3年の間に出る人が多いとか・・・う~ん、私の手指の不調も発症後1年なので、数年は続くと覚悟した方が良さそうです。
変化を感じるまで時間がかかるー
著者は姿勢に気を付けるようになって、2週間くらいで便秘改善、一か月ほどでお腹が凹んできた感じ。
かかとの上げ下げなどの運動を続けて2か月くらいで、疲れにくくなったとか。
4,5か月後に抜け毛の減少や代謝が上がった(食後身体がポカポカする)感じ、経血がさらさらになったり、生理前の不調がなくなったり、変化が出てきたそうです。
もともとの体質はどうしようもありませんが、更年期以降は、これまで以上にセルフケアや生活習慣の差が体調に出てくるので、小さな努力を続けようと思えました。
励まされたのは、別にジムに行ったりしなくても、簡単な運動をちょこちょこやって血行を良くするとか、歩く時の姿勢に気を付けることで負荷をかけるとかでも十分効果が出るということ。
地道に続けるのは割と得意なので、これ以上更年期障害症状が出ないように、体調管理に気を付けよう。
私の場合、一番足りないのは「運動」です。