東洋医学の観点から、プレ更年期~更年期後のセルフケアについて書かれた本。
アラフィフの私のばね指の一因は更年期だろうということで、セルフケアの本を読んでみました。なかなかいい本でした。
いくつかチェックリストがありましたが、幸い、今のところ更年期症状そのものは軽く、おおむね今の生活で良さそうでほっとしました。
私の場合は、水分のとり過ぎと消化器官が弱いことが問題のようです。
エネルギー・ボール・セオリーは説得力がありました。
人それぞれ生まれつきのエネルギー(気)ボールがあり、女性の場合は30代後半に入るとボールが徐々に小さくなっていく。40歳を過ぎてプレ更年期に入ってからは、ホルモン変化に対応するだけでエネルギーを取られるので、ボールの縮小と変化対応で二重に使えるエネルギーが減っている。
このことに気づかずにor配慮せずに生活していると、体調を崩したり病気になったりする。40代以降は、現状維持できていれば十分合格。
こんな感じの話でした。
年を取ると夜更かしがこたえるとか、回復に時間がかかるとか、風邪が治りにくいとか言いますが、それが分かりやすく説明されていました。
「自分はマネジメントが下手でダメだ」とつい思ってしまいますが、使えるエネルギーが減っているんだから仕方ない。
睡眠時間は削らないとか、気が乗らないことはなるべくしないとか、食事バランスに気を付けるとか・・・おおむね今の方向性で間違いないようと分かり安心しました。
これから実行した方がいいのが、水分・食事の腹八分。うぅ、難しい。
ただでさえ減っている貴重なエネルギーを奪うのが、厄介な人とのかかわり。
常識からズレた人と接して体調を崩した患者さんを診てきた経験から、常識がズレた人と常識人がぶつかり合うと、「確実に常識人が体調を崩す」ということが言えます。
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「困った人」に出くわした際に、「自分のほうが悪いのではないか」と思ったり、はたまた「相手の間違いを直してあげよう」などという気持ちになったら、一度思いとどまって考えてみてください。
「エネルギーを消耗させてでも、老化を早めてでも、対応するべきことなのか」と。
このズレた人の例の中に、「自己顕示型」があり、
自分のことだけに関心がある。他人を気遣う風ではあるが、結局は自分のことだけを主張しているタイプ
と紹介されていました。
ん?知り合いに格下げした元友人のこと?
この”他人を気遣う風ではあるが”というのに惑わされて、悪い人じゃないと思おうとしたけど、ダメだったんだよな~。やっぱり、この決断で良かったんだ、と後押ししてもらいました。
ペースダウンして、
自分の心身の状態を常に観察して、早めにケアして、
ストレス源はなるべく避けて
明るい気持ちで過ごす
結局は、こういうことのようです。