シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

貴重な体験談 2019.10.07(月)

今日は仕事。

出勤したら、またインシデントが置いてあったので、ひやりとしましたが、別の人でした。外用薬の使用回数の入力ミスを見逃してしまったらしいです。

色々あるなぁ。

 

今日最後に担当した患者さん。プライバシーに関わるので詳しくは書けませんが、20年くらい前から困る症状があり、多くの病院で診てもらったけど、原因不明&回復せず。

自分でも調べて、「これが原因じゃないか?」と思った病気があったものの、診てくれる病院がなかなか見つからず、とても遠い病院を探し出して、やっと診察&治療してもらえたそうです。

が、もともとの症状は治まったけど、今度は別の症状が次々に出て、その治療で使った薬は効いたけど副作用もきつかったり、医師に言っても薬が増えるだけで、身体をトータルで診てもらえなかったり。他にも色々あって、やっと今の医師と処方内容にたどり着き、体調も何とか落ち着いている、とのことでした。

 

こういう話、何だか自分が微熱などの体調不良で困っていたー軽症の慢性疲労症候群だったと自分では思っているのですがーあの時期と重なって、大変だっただろうなぁ、としみじみと考えてしまいました。

 

正直に、「私には分からないので診断・治療が出来ません。ごめんなさい」と言える医師はほとんどいないよなぁ。

まぁ、立場上言いにくいのはよく分かるのですが。

自分が知らないからと言って、「そういう病気は存在しない=患者さんの気のせい」ではないことだけは(たまにはそういうこともあるのだろうけど)ベースに持っていてほしいし、自分も偏見なく患者さんの話を聞くスタンスでいたいと思いました。

これは実際にはなかなか難しいです。

 

珍しい病気で診断がつくまで数十軒の病院に行ったとか時々聞きますが、この方もそうだったんだな~。なかなか話が通じなくて、苦しかっただろうな~。

”分かってもらえない”って、ダメージが大きいです。

 

この方は、ただ話を聞いてもらいたかったようで、15分ほどこれまでの経過を延々話して帰っていかれました。

 

 

他人事として話を聞いた私も、今日は微熱。出勤前に37度越えで、頭はぼんやりでした。無理すると、再発するかも…。気を付けよう。