シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

「繊細さん」の本  武田友紀著 その2

「繊細さん(HSP)」について

人といると疲れるのは、HSPは細かい情報も拾ってしまい、刺激量過多になるのが非HSPより早いから。独りでゆっくり心を休める時間が必要。

 

完璧主義について

この話は、かなり救いになりました。

 

繊細さんが、周りの人よりも些細なことに取り組む傾向にあるのは確かですが、それは完ぺきにこなそうと思っているわけではなく、ただ、「気が付いたから対応しているだけ」「リスクを防ごうとしているだけ」。完璧主義とは別物なのです。

 

私には完璧主義な面もありますが、著者の言うように、単に「気付いた情報をもとに”この位はやっておいた方がいい”」という自分の感覚に従って動いているだけ、というのもあります。

今後は分けて考えようと思います。

 

【繊細さん(HSP)の生存戦略

HSPは、本当に「気付かない」ことに気づこう、その現実を受け入れよう

たとえは悪いですが、色盲の人に見える世界がどんな風か分からないように、気づかない人たちの感覚も分かりません。(向こうも分からないようです。当たり前)

多くの人は分からないんだ、という情報はしっかりキープしておくことがストレスを減らす方法の一つのようです。

 

気づいても、手出ししない

ちょっとしたことほど、気づいたときに手助けしたり、代わりにやってあげたりしてしまいがちだけど、自分が疲れて自分がやりたいことが出来なくなるし、相手の為にもならないので、気づいてもそのままにしておく。機嫌の悪い人からは離れる。

 

「キライ」も大事にする

”・・・「嫌ってはいけない」を通り越して「相手を好きにならなければいけない」になってしまい、無意識のうちに自分から合わない相手に近づいてしまうことがあります。”

 

 

かつての私はこうでした。

嫌いな相手(親)にすり寄らないと生きていけなかったから、が一番の原因ですが、こういう思い込みもあったな~。

 

苦手かな?と思った相手には最初から近づかないのが大事。

最近やっと、他人にすぐに近寄らずに、小さく閉じていようと心掛けるようになりましたが、相手が好意的に近寄ってくる場合、自分が嫌だと感じていても、つい相手を優先してしまう(相手の感情に呑まれてしまう)ので、気を付けたいです。

 

相手の気持ちが分かっているつもりにならずに確かめる

これも大事だな、と思うようになりました。

外れていることの方が本当は多いですから。

 

 苦手克服ではなく、得意なことを延ばす

これはHSPに限らないですが・・・

 

 自分が”いいこと”、”いいもの”と思うことを仕事にする

世の中には、仕事と割り切ってやれる人もいるけれど、HSPはそれは苦手なので、自分が納得できる好きな仕事をする。

これは、前のパート先を買収した薬局チェーンが嫌いで、すぐに辞めたのに通じます。

金儲けしか考えず、患者さんの利益は無視しているように感じて、頑張る理由が見つからなかったのが辞めた理由。割増時給の時期が終わるまでいれば良かったのでしょうが、気持ちが持ちませんでした。

自分の感受性に合う生き方をしないと余計辛くなります。

 

             人は、自分のままで生きると元気だ