先日の片頭痛のことで、以前から分かってはいたけれど、本音と建前の使い分けというか、理想と現実の折り合いの付け方というか・・・上手に力を抜いて、程よくやれないから疲れるんだな、と改めて感じました。
職歴10年以上の薬剤師が、薬剤誘発性頭痛リスクの基準を知らないのはどうなのかな?とは思いましたが、それは横に置いて、何かにつけて真面目に考えすぎ、自分は出来ていないからもっと頑張らないと!になっているようです。
そういう基準があるんだね~とあっけらかんとしている人と、自分も頭痛持ちなので記憶していたはずなのに、間違えてしまった!その上、社員さんにまで迷惑かけて・・・とがっくり落ち込んだ私。この差の大きさは何だろう。
もう少し診断基準や標準治療を知っていたら、患者さんと話がしやすいだろうと思って勉強していますが、自分が求める知識基準が、臨床経験でさじ加減を体得した「専門医レベル」だったことに気づいた時は、「そりゃ、自分はダメだと思うはずだわ」とさすがに納得しました。
じゃあ、どの位が自分に丁度いいのか、未だに掴み兼ねています。
中学生の時も、仲のいい友達が、定期試験対策にこういうことをする予定だと言ったことを真に受けて、「そんなにやらないとダメなんだ!!」とその時は頑張りました。
蓋をあけたら、私の方が成績が良かったです。
友人は、”理想”を話していただけで、実行はしなかった(出来なかった?やる気もなかった?)ようです。言った通りにやっていたら、同じ成果を出したはず。
これと同じで、あちこちに転がっている「薬剤師としてこういうサービスを提供しましょう」な理想論をやらなくちゃいけない、8割の人は実行していると無意識に思い込んで、それを基準に自分を追い込んでいるのかな。
わんこのしつけで、「決して他のわんこや人に飛びついたり、吠えたりせず、飼い主の指示に従って、飼い主と同じ歩調で飼い主の隣を歩くのが基本。飼い主の許可がないと匂いをかがない、家でトイレは済ませて、外ではしない。」
これが理想だと言われても、「ショードッグじゃなくて、家庭犬だから、他のわんこや人に危害を加えなければいいんじゃないの?」と思って、この域は目指していません。
地域によって違うのでしょうが、私が住んでいるところでは、他の飼い主さんたちも同じような考えでわんこと暮らしているように見えるし、まぁ、いいか、です。
わんこのことだと、加減して自分スタイルでいればいいとすんなり思えるのですが、特に仕事は今のところダメ。
ポイントを押さえて、他は緩くが出来ないから、消耗して疲れるし、「自分はダメだ」になってしまいます。
お客さんの求めているレベルの平均もさっぱり掴めないし。
(愚痴も含めた話を、ただ聞いてもらえたら満足、という人が多いのは感じます)
これも毒親育ちから来る完璧主義の弊害なのかな?
己の存在の大前提が、「全然ダメ、出来てない、足手まとい」だからなぁ。
少しでも有能になって、使える存在にならないと、居場所がなくなると恐れているのは確かです。
現実は違うといくら体験を積み重ねても、今のところこの呪いを解くことができずにいます。
希望者は社長面談を受けられるらしいので、社長に聞いてみる?
冗談はさておき、自分はどうありたいのか、もう少し掘ってみる必要はありそうです。