シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

100の科学的メソッドと40の体験的スキルから編み出した最高の体調 鈴木祐著

人類の歴史から考えると、狩猟採集生活の方が農耕生活より圧倒的に長かったので、人の脳・身体は狩猟採集生活に合わせて出来ているという前提から、心身を健康にする方法を提案している本 ‐ と、私は解釈しました。

 

一番参考になったのは、友人について。同僚が苦手な理由が分かりました。

「200時間以上コミュニケーションを取れば、大抵の人とは深い仲になれるが、50時間くらいでは足りない」のだそうです。

私の場合、一番近く、一番助けになるはずの親が”敵”だったので、通常なら仲が深まるコミュニケーションが取れてくるほど、「自分を見張り、陰口を言い、口先だけの親しさで利用しようとしている人」だというイメージが強くなっていくようです。

理性では違うと分かっていて、好感を持っていても、身体感覚が「敵だ、気を付けろ」とアラームを鳴らし始めるんだからどうしようもないです。

働き始めは、仕事を覚える緊張で疲れ果て、慣れてくると、理性とは違う「敵襲来!」の警報に振り回され、一人で勝手に消耗して疲れ果てるのが、今の私の職場での在り様のようです。

これって、治せるのかなぁ。

治せないなら、「働く=不要なストレスを抱えに行っている」だから、心身の健康のためには、ひきこもった方がいい気もして、今も迷っています。

本当のところは分からないけれど、ストレス過多に見えていた友人は、大病を患いました。

う~ん、引き返すなら今という気がしなくもないです。

 

顔見知りで、何となく性格傾向は分かっているけど、親しくはない「近所のわんこ仲間」程度が一番安心なのは、こういう理由なのかな。

 

 

本の内容は、炎症と不安が現代人のパフォーマンスを下げているので・・・

 発酵食品、プロバイオティクス、食物繊維で腸内細菌叢の状態をよくする。

 自然に接し、友人を持つ(まぁ、言うほど簡単じゃないですが)

 質の良い睡眠をとり、デジタル断ち、運動をする。

 不安を減らすために自分と向き合う(価値観を確かめるなど)

 死の不安を和らげるために、畏敬の念を持つ、

                観察する(マインドフルネス)視点を使う

 日々の生活を”遊び化”する。(遊び心がある人ほど、幸福感が高い)

 シンプルなルールを作り、フィードバックを得やすくする。

 

こんな感じでした。(まとめにもなっていない(^_^;)

 

自分の価値観の確かめ方や、シンプルルール&即時フィードバックで楽しく作業するノウハウは取り入れたくなりました。

 

なかなか説得力のある内容で、やってみようかな、と思うことが多かったです。